速読とは?


 「速読」とは、文字通り本を速く読むことです。
速読と言う言葉だけで、その意味はほぼ理解できます。


しかし、速読の方法となると、速読の方法を知らない
一般の人には、ほとんど理解されていません。


 速読に対して、一般の人が抱いているイメージは、
「斜め読み」や「飛ばし読み」という感じだと思います。


しかし、速読は、そのような読み方ではありません。
一般の方が速読に対して持っているイメージとは、
まったく違います。


速読は、文章をこれまで通りに理解しながら、文章を味わう読み方です。


 通常の読書は、一文字一文字を目で追っていく「なぞり読み」
という読み方で、目が文字を追うスピード以上に読書のスピードが
上がることはありません。


声を出していなくても、頭の中で音声化して読むため、
その速度には限界があるのです。


 しかし、速読は文章をブロックごとに、
あたかも風景でも「見る」ように瞬間的に視野に入れ、
並列的に次々と内容を「理解」していく読み方です。


速読は、まるでカメラで風景を写し撮るような感じの
読み方だと考えれば、速読の原理が理解できると思います。


速読は、一定の訓練によって習得することができます。
速読は、けっして飛ばし読みではありません。